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貸店舗物件の「種類・特徴」を知ろう – 【店舗ネットワーク】
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貸店舗物件の「種類・特徴」を知ろう

テナント募集中物件

貸店舗と言っても、様々な種類の物件があります。例えば、駅前と郊外、ビルイン型・路面型・商業施設型・ロードサイド型、居抜きやスケルトンなど。開業前に店舗物件の種類や特徴を知ることで、どの種類の店舗物件で開業すべきなのか理解できると思います。この記事では、店舗・テナント物件の種類や特徴について解説します。

■10秒でわかる!この記事の内容
・駅利用者がターゲット層の「駅前型(ビルイン型)」は認知と集客に影響する階数も重要。
・マイカー利用者をターゲットにした「郊外型(ロードサイド型)」は駐車場がポイント。
・飲食店出店で人気の「居抜き物件」は、出店費用を抑え、出店期間も短縮できる。

駅前や駅近の「駅前型」と、郊外の大通りに面した「郊外型」の違い

「駅前型」とは、主要駅周辺の徒歩圏立地にある店舗・貸店舗です。駅前型の店舗は、ビルに入っているケースも多いことから「ビルイン型」と呼ばれることもあります。1棟まるまる複数の飲食店が入居する、テナントビルも多くあります。不特定多数の人目について認知されやすいため、集客しやすいメリットがあります。主なターゲット層は駅利用者や単独客になることが多く、店舗の面積は狭めが多いといえます。

「郊外型」とは、郊外の国道・県道・生活道路など交通量の多い道路沿いにある店舗・貸店舗です。道路沿いの立地から「ロードサイド型」と呼ばれることもあります。郊外のため広い駐車場を用意しやすいメリットもあります。主なターゲット層はマイカー利用者・ファミリーやグループ客になることが多く、店舗の面積は広めが多いといえます。駐車場への入りやすさが重要になります。

ビルに入った「駅前型」は階数による特徴も

駅前型(ビルイン型)の貸店舗の場合、階数によっても特徴があります。1階の店舗は「路面店」と呼ばれ、上階の店舗に比べ圧倒的に通行客の目にとまりやすいことが特徴です。更に間口が広く出入り口も広いほど、認知度も高く集客を見込みやすくなりますが、家賃も高くなります。地下階と2階は、1階の路面店の次に人目につきやすい物件です。また、エレベーターを利用せずに入店できることから、集客を見込みやすくなります。1階部分に看板を設置できる物件であれば、路面店よりも賃料がやすい地下階・2階物件も狙い目といえます。

店舗物件でよく聞く「居抜き物件」や「スケルトン物件」とは

居抜き(いぬき)物件とは、前テナントが利用していた厨房機器や内装、電気・ガス・給排水などの設備を利用できる物件です。飲食店の出店で多く選ばれています。前テナントと規模やコンセプトが近いお店をオープンする場合などは、出店の工事費用を削減することができます。オープンまでの期間も短く済む場合が多く、開業資金が少ない方やオープン期間を短縮したい方に向いている選択肢です。但し、契約時に、前テナントから機器や設備、内装を買い取るため「造作譲渡料」が必要です。

居抜き物件と正反対の物件が「スケルトン物件」です。スケルトンとは、機器や設備、内装が一切ない柱・梁・壁・床など建物の「躯体(くたい)だけの状態」をいいます。前テナントが解約により現状回復で、機器や設備、内装を全て契約前の状態に戻した物件です。店舗の賃貸借契約では、退去時にスケルトン状態に戻す「現状回復」を前提とする物件がほとんどです。

貸店舗よりも安く済む?「店舗付住宅」のメリット

店舗付き住宅とは、1階が店舗で2階が住居など、店舗と住居が一体となった物件です。家族経営している飲食店や理・美容室、クリニックなどで、自宅兼店舗として新築や増改築し利用されている方が多くいます。賃貸物件として出回ることもあります。店舗付住宅のメリットは、通勤時間が不要、家族経営しやすい、住居部分を従業員の休憩スペースや倉庫にできるなどがあります。デメリットは、音漏れのしやすさ、オン・オフの切り替えが難しいなどがあります。

この記事のまとめ

貸店舗物件の種類や特徴について解説しました。駅前型、郊外型、居抜き、スケルトンなど、店舗物件のタイプによってメリットとデメリットがあります。ここで紹介したメリットやデメリットは、ごく一部ですが、タイプごとの特徴を理解することで、コストや出店期間短縮も可能になります。自分のお店の業態やコンセプト、事業計画に合った貸店舗選びをしましょう。

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著:店舗ネットワーク本部

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